というわけで人生2度目の万博体験を終えた。
終盤ラッシュに盛り上がってる万博だけど、全然楽しくなかったという人は一定数いるようだ。
わたしも楽しかったかと聞かれると、即答はできないかなー。
自分次第でもっと楽しめたのではないか。
イマイチだった原因は何か、反省点を含めて考えてみた。

まず全く積極的ではなかったこと。
開幕前に娘に「タダ券あるけど行く?」と言われて「ほな、行ってみよか」ぐらいの漠然とした気持ちだった。
2ヶ月前とか1週間前とか予約のチャンスは何度かあったらしいけど、全く関知せず「予約なしでも入れる所もあるらしいし、行ったらなんとかなるやろ」みたいな。
しかも、そういうのは全部娘がやってくれると思って完全に任せてしまっていた。
特に行きたいパビリオンもないし。
ただボーッと娘について行けばいいと思っていたのだ。
この時点で娘に「全部任せる」とはっきり言わなかったのもよくなかったな。



この万博のテーマも、それぞれの国がどういう趣旨で何を伝えようとしているのかも、全く無関心だった。
自分で情報を取りにいって、興味ある対象を見つけて、そこへ入れるまで何時間でも(は言い過ぎだけど)待つ覚悟で行くべきだったんだね。
レストランも然り。
知人は3回行ったらしいけど、「今回は〇〇の△△を食べる」と決めてひたすら待ったと言う。
わたしにはそこまでの強い気持ちがないのだ。
1970年の万博は中学3年の時に学校行事で行ったけど、それもさっぱり覚えていない。
仲のいい友達4、5人で「人多いよなー、並ぶの面倒やな」と言って、どこかに座ってずーっと喋ってた記憶しかない。
月の石を見たかどうかも覚えていない。
まぁ、昔からそんな人間なんだろう。
今回も「わたしってつまらん人間だなー」と思ってしまったよ。

どうせ待ってるなら娘と一緒になってスマホで予約枠を探したり、何か行動を起こせば良かったのにね。
ただただぼんやりしてたわ。
万博はテーマパークではないのだ。
反省することしきり。
もう次はないのに。
それでも撮った写真を見てると、やっぱり行ってよかったと思う。
暑い中、長時間待ったことも、娘に放置されたことも、人々の熱意に圧倒されたことも、すべてのことがいい思い出だ。
娘が声かけてくれなかったら行かなかったと思うのでね。
ありがとー!